聖林寺十一面観音菩薩収蔵庫整備工事
- 表彰
- iF DESIGN AWARD 2024
- 構造
- RC造・地上1階建て
- 延べ床
- 685.37㎡(増築部分54.62㎡+既存部630.75㎡)
- 所在地
- 奈良県桜井市下692
- 工事概要
- 外壁:コンクリート打ち放し仕上げ 屋上防水:ウレタン塗膜防水
内装仕上げ(収蔵庫) 壁・天井:調湿左官材仕上げ 床:杉ハギ板
内装仕上げ(前 室) 壁・天井:突板及び塗装仕上げ 床:タイルカーペット - 発注者
- 宗教法人 聖林寺 住職 倉本明佳
- 設計
- 栗生明+北川・上田総合計画株式会社
- 監理
- 栗生明+北川・上田総合計画株式会社
- 竣工
- 令和4年5月
聖林寺の十一面観音菩薩は、慶応4年に神仏分離令により大御輪寺から聖林寺に移されたとされています。その後もフェノロサによる厨子の寄贈や、我が国で初めてとなる国宝への指定、同じく日本初の鉄筋コンクリート造の収蔵庫の建立など、時代の移ろいの中で様々な人の尽力によって現在まで守られてきました。過去からのバトンを関係者の皆様と受け止め、大切に受け継がれてきた御像をこれからも末永くお守りできる安全・安心な環境を整えることを最も大切に考えた建物です。